アナre;グ 朗読会  | chocolat日記

アナre;グ 朗読会 

9月10日 アナre:グ 朗読会 @bucato cafe



映像に朗読を重ねると、なんだかじわっと入ってくる。


ちくわの編集してくれた映像に、たくさんの人の力を借り、
音と朗読が交わりました。
私は朗読を担当。




文 ちくわ 読み手 chocolat  推敲 gen  演奏・コーラス 寺前未来  mizuki  and・・・engineer:たるたにさとし



リス。例えばリス。
まわし車の中を走ってた頃の僕はといえば 君の存在も知らず ひたすらどこをみる訳でもなく走ってた。
疲れては水を飲み、休んでは少し眠った。。
何も見ない時は 何も見ず、、
何もしない時は何もせず、、、
そしてまた走った。、、、、、、、、、
どこへむかうということもなく、ぐるぐると走り回った。、、、、、、

そしてある時、僕は何か不自然なモノを見た。
月と太陽がきてこのおりを出ることにした。
黒い扉を開けてみる。
まだぼんやりとした世界・:・:・:
僕は飛び出した。
月と太陽が僕の背中を見ている。
風が吹いて花が咲いてる。
光の中のコンクリート
僕の見たことのない物ばかり。
扉の向こうの新しい言葉
まるでニセモノ(fake)の世界に入り込んでしまったようだ。
溺れそうになり遠いうわさを思いだす。

白い雨が降るという
全てが何かを教えてくれて
白い雨がふりそそぐ。
黒い扉もこの花も 僕も 全てを白くする。
The modern world is full of fakes; that's why it feels so good to have a comfortable place.

向こう側が光った。

白くなった僕のしっぽ
まわし車を思い出す。あそこに僕は帰るのか?
扉もみんな白くなって  僕の居場所でなくなって
”何もないよ”ってひきとめる
白くなったこの花を持って行こうと思ったんだ。
花は育っていくものだ。  枯れてしまうものなのだ。
そして何もないその場所を愛すしかないのだ。走れ 走れ
The modern world is full of fakes; that's why it feels so good to have a comfortable place.